TLCによる色素の分離

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色素を展開した様子の例-1。上:標準試料。下:ナス。

*Rf 値 (Rate of flow value) (Retardation factor value)
(Refer to http://en.wikipedia.org/wiki/Retardation_factor)
各成分の移動率は一定の条件(固定相の種類、溶媒の組成、温度等)では特定の値を示す。

移動率(Rf 値)= 物質の移動した距離 / 溶媒の移動した距離




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色素Rf 値
@β-カロチン1.00
Aフェオフィチン-a0.74
Bフェオフィチン-b0.70
Cクロロフィル-a'0.63
Dクロロフィル-a0.60
Eクロロフィル-b0.56
Fルテイン0.51
Gビオラキサンチン0.44
ネオキサンチン0.32
Hナスニン0.04
注意。ここで示したRf値は、一例であり、実験の条件が変われば変化するものである。

参考資料

「現代化学」1992年 49-54 ページ より、図を引用
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http://homepage2.nifty.com/~houmei/kaisou/jikken/sikiso.html
海藻の光合成色素を調べる (TLCの図あり)より図を引用

(「クロロフィルの分解産物」とあるのは、フェオフィチンa と思われる。)