物質工学実験I 後期
(2004.02.06 試験)
1年生の実験の最後に、後期に行った実験や反応に関する試験を行いました。また、時間が余った人には、次のようなアンケートに記入してもらいました。
Q1. 物質工学実験I(後期)で行った実験で、一番心に残ったのはどんな実験ですか。また、それは何故ですか。
Q2. 物質工学実験I(後期)を履修してみての感想や希望など、なんでも自由に書いてください。
1年生のみなさんに答えてもらった結果は次の通りです。本年度は、年度末に実験室にドラフトを入れるための工事がはいる関係から、前倒しの忙しい日程の中で実験を行いました。始めての実験で見慣れないことを学んだり、遅くまで一生懸命がんばったりしたこと、また逆に、おもいのほかうまくいったり予想もしなかった色に驚かされたりしたことが特に印象に残っている、と答えてくれた皆さんが多かったと思います。失敗もただ失敗におわらさず、なぜそうなったのかを考えたり、どうやったら上手くいくのかを考えたり、など、失敗から学ぶことも多かったと思います。自分の手で器具や試薬に触れてみて行った実験が楽しかったという感覚は、私自身が化学に進もうと思ったきっかけの1つでもあります。1年生の皆さんも、今回、実験が楽しかったと感じることができたなら、その気持ちを大切にして、もし将来どこかでつまずいても、実験や勉強は楽しいものなんだ、ということをもう一度思い出してもらえればうれしいです。(中島)
Q1 物質工学実験I(後期)で行った実験で、一番心に残ったのはどんな実験ですか。また、それは何故ですか。
- すべての実験。がんばってやったから。
- 鉛イオンにクロム酸カリウムを加えて、黄色の沈殿が生じたこと。予想外していなかった綺麗な色だったから。
- 色の変わったりする実験は好きなので、たくさんこころに残っています。
- 一番最初の実験。一番楽しかったから。
- 各個反応。イオンによって反応が違うから。
- 陽イオンの分属。後期最初の実験で、自分が高専に入学してからはじめて実験をやっていることを確信できたから。
- 陽イオン(混合試料)の分属。1個の試料溶液から、次々とイオンを検出していくのがおもしろかった。無色透明の溶液から沈殿させるのが感動的だった。
- 陽イオンの分属。何回もやり直してとても時間がかかって、終わったころは外が暗くて寒くておまけに頭が痛くなった。将来についてもとても不安になった。
- 陽イオンの分離検出。7時半までかかってやっていたから。
- 第3属イオンの実験。だいぶ時間もかかったが、なんとなくおもしろかった。
- 第3属陽イオンの分離検出。実験を遅くまでやって、終わった時にはへとへとで、帰りに食べた吉野家の牛丼がものすごく美味かった。
- 第3属陽イオンの分離検出。一番大変だったから。
- 第3属陽イオンの分離検出。はじめて実験に失敗し、遅くまで再実験をしたため。
- 第3、4属の各個反応と分離検出。沈殿物の色が鮮やかだったから。
- 第4属の分離検出。色の変化が綺麗だったから。
- 第4属の実験。コバルトイオン、ニッケルイオンの溶液の色がとても綺麗で、沈殿させたときの色や溶液の色もいろいろと変化したから。
- 第4属の各個反応。唯一まともにできた実験だったから。
- 第4属陽イオン。一番しっかりレポートを書けたから。
- 第4属イオンの各個反応。自分のイメージした反応の色よりも全くちがって、とてもカラフルでキレイだったので印象に残った。
- 第4属陽イオンの各個反応と分離検出。イオンの色がきれいだったから。
Q2 物質工学実験I(後期)を履修してみての感想や希望など、なんでも自由に書いてください。
- 学んだというより、化学の世界を楽しんだみたいな感じになってしまった。
- いろいろ失敗したけど楽しかった。今度は失敗しないようにしたい。
- 生物実験より難しく大変だったけど、おもしろかった。
- 全てが難しかった。
- 前期よりも難しかった。
- 後期の実験は失敗回数も半端じゃなかった。来年はもっと的確にこなしたい。
- 後期のはじめの頃は結構らくだったのだが、後半になってくるとなんだか難しくて大変だった。
- 思ったよりけっこう難しかった。
- 実験操作の技能にはかなり個人差があることがわかった。
- 前期に比べ、より専門的で、複雑な実験が多く、レポートの作成に苦労した。
- 実験が時間内に終わらず、遅くまでやったり、レポートにもイオン式などを書いて大変だった。でもいろいろな反応が見られて楽しかった。
- 実験が難しかったのと、年末あたりが忙しくて大変だったけど、とても勉強になり、なにより、とても楽しく実験ができた。
- 1回の実験で、わからないところが数多く存在して、そのわからないところを自分で調べて理解する行程が楽しかった。
- 分からないまま終わってしまったのがあるので、これから勉強していく中で分かればいいなと思います。
- もっとたくさん実験してもっと知りたい。
- (最後のまとめの)テストをやってみて、己の力の無さがわかり、このままではいけないと思った。このあいだ見た卒業研究の発表をしていた5年生のようになれたらいいなあと思った。
- テストをしてみて、まだ未修得のところが多いと思った。なんとなくわかっている状態ではなく、完全に理解した状態で2年生になりたい。
- 実験であわてていたので、手順などがあやふやになっていたので、もう一度見直し、2年になれたら手順をしっかり頭にいれてから実験したい。
- ガスバーナーを安全に取り扱えるようになった。
- 実験を積み重ねる中で、調べることと予測することに対し、格段に成長できた。といっても調べたこと全てを理解できているわけではないが。
- 前期よりも緊張感を持って実験にのぞめた。
- 1つの実験が終わったら、次の週に解説して欲しい。
- できれば実験のレポートを、次の実験のレポートを書く前に返して欲しい。よりよいレポートにするためには、自分のレポートのダメなところを確認したい。
- 生物関係の実験もしたい。(微生物など)。
試験およびアンケート実施:2004.02.06
http://www.chem.gunma-ct.ac.jp/phys/jugyou/jikken1_15.htm